ケレン作業とは??
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気温差が激しいので皆様、お風邪などひかれませんようお気をつけください😊✨
本日は外壁塗装を行う際にかかせない【ケレン作業】についてお話ししようと思います。
お客様からもケレン作業とは何なのかとご質問をいただきますが、実はこのケレン作業は外壁塗装の
仕上がりを左右するとても重要な工程となります。
外壁表面の異物を除去する作業
ケレン作業とは簡単に説明すると『外壁の異物を取り除く作業』のことで、『素地調整』とも呼ばれます。
外壁塗装ではまず外壁表面の汚れを業務用高圧洗浄機の協力な水圧で落とします。
しかし金属部にこびりついたサビや古い塗膜などは高圧洗浄でも落とせないことがあります。
そのため高圧洗浄のあとはこの残った汚れを取り除くためにケレン作業が行われます。
汚れやサビが手で剥がせるようであればケレン作業は大掛かりな工事にはなりません。
しかしサビが成長してコブのように膨れ上がっていたり、外壁材や金属部材の深部まで進行していたりする場合は
必要性に応じて電動工具などを使って時間をかけて除去しなければなりません。
外壁表面を滑らかにする作業
ケレン作業は主に屋外にある金属製の手すりや、屋根の板金や鼻隠しといった付帯部のサビ除去を
目的として行われますが木材やサイディング材でも表面処理作業の一環として行われます。
外壁塗装をムラなく均一な仕上がりにするためには外壁表面の凹凸や劣化損傷をできるだけ補修しておかなければなりません。
また、塗料が付着しにくいガルバリウム鋼板の屋根や外壁であればヤスリなどであえて
毛羽立たせ塗料が付着しやすい状態にしておく必要があります。
ケレン作業の目的
ケレン作業を行う目的と重要性をまとめると以下のようになります。
塗料を長持ちさせる
どんな丈夫な塗料でもサビや汚れなどの異物の上から塗ってしまうとその異物が下から
塗膜状態に悪影響を及ぼしてしまい長持ちしなくなってしまいます。
例えばサビを残したまま塗料を塗ってしまうとサビは塗膜の下で成長し続け、
次第に塗膜を食い破る可能性があります。
あるいはサビの成分が塗料の耐久性を落とし施工後すぐに塗膜剥離や浮きが生じるようになってしまいます。
いかに強力な防錆剤を塗布してもサビを根本から除去しなければ外壁は何度もサビの脅威にさらされることになってしまうのです。
塗料の密着性をよくする
汚れなどを外壁表面に残したまま塗料を塗ると汚れに邪魔されて外壁と塗料が密着できなくなってしまいます。
塗料がしっかり外壁に付着できないと付着してない箇所から塗膜剥離が発生したり塗面に傷や割れが生じやすくなって
雨水が浸水したりする恐れがあります。
特に塗装の第一段階目で使う下塗り塗料がしっかり外壁に付着できていなければ下塗り塗膜がしっかり形成されず、
塗膜内部ももろくなりその上から塗る中塗り用や上塗り用塗料も耐久性を落としてしまいます。
ケレン作業で汚れやサビを除去しておかなければ、いかに優れた外壁専用の塗料でも脆弱塗膜となり、
その性能を発揮することはできません。
塗膜の完成度を高める
ケレン作業によって凹凸がなく滑らかになった外壁は塗料をまんべんなく密着させることができます。
丈夫な塗膜で外壁をしっかり覆うことができればムラがなく発色もよい塗面で外壁が覆われ、見た目も美しく、
家を外から強力に保護することができます。
外壁塗装といえば塗料をハケで塗る作業や足場設置などがメインに思われがちですが、
工程全体の中でも非常に重要な意味を持つ工程が今回ご紹介したケレン作業です。
塗装の完成度を高めるためにはケレン作業によって汚れや凹凸を取り除き、滑らかな表面に仕上げておかなければなりません。
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